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D−白魔山(下)ネタバレ有
感想文
吸血鬼ハンターD<17>「D−白魔山(下)」>
朝日ソノラマ文庫
236 p 2005年、ISBN: 4257770597 ; 下 巻 (2005/07)
菊地秀行/作
天野喜孝/画
Dー白魔山(下)もくじ
1 囚われの人
2 異星の刺客
3 内なる死、外なる生
4 愛憎の城
5 炎と血風
6 そびえる敵
7 塵のごとくに
あとがき
表紙絵
中表紙「D」座りポーズ(以下、イラスト解説はタイトルではありません)
モノクロ挿絵6枚
1「ヴェラとジャンヌ」
2「(ギルゼンから見た)Dとルリエ」
3「ギルゼン」
4「トフスク将軍と黒衣のクレイ」
5「ルリエとクレイ」
6「D」
シーラ山の雪に閉ざされた山腹を突き破って出現した城の内部には、城主である最凶の貴族ギルゼン、彼を守護する騎士団と兵士の他にも、恐るべき存在がDを待ち受けていた。
一万年前に不時着してギルゼンに捕獲され、吸血鬼と化した異星人である。
ギルゼンは異星人の超技術を使って、己を含めた住人もろとも城を時の流れから切り離していたのだった。
甦ったギルゼンの願いは、<神祖>に対抗する野望の実現である。
それには、Dが必要だった。
<感想 ネタばれ少なめ>
上巻は「山登り」だった白魔山、下巻は舞台をギルゼンの城に移しその謎を暴く展開。
策略と肋骨剣に苦戦するD。
一方囚われた5人の同行者にも試練が待っていた。
リリアはギルゼンの下僕となりヴェラは医師としてギルゼンの兵の治療。
一度は脱出したクレイとルリエは再び城に戻りクレイは異星人にルリエはギルゼンに捕らえられる。
ヴェラとダストの因縁とは?おたずね者のクレイが山に登る理由とは?
一方、ギルゼンの臣下達も、ギルゼンが1万年の時を超えて復活した部下への仕打ちに戸惑う。
そして最大の謎、神祖があれほどギルゼンに重い刑を科していた理由は?。
それは、神祖の”実験”同様、貴族文明の未来を悲観したギルゼンもまた異星人を使った”実験”をしていたからだった。
ギルゼンと神祖の過去、城内でギルゼンに抵抗する異星人の存在、ギルゼンの部下達の裏切り、異星人の技術を使って自らを強化したギルゼンとDの対決、と様々な要素が絡み合いながら一気に結末へと向かう展開でした。
そして最後はそれぞれのキャラクターにあった最後(最期)が・・
ヴェラとダストは互いの因縁を「未来をルリエに託す」ことで解決し、死に場所を求めていたようなクレイもルリエによって願いを叶えた。
貴族への憎しみに燃えていたリリアは2つの世界を体験したことで希望を得る。
作者が意識した「引きぎわ」の鮮やかさが今回特に印象に残りました。
個人的には天野先生絵ファンとして「191pのイラスト」を見るだけでも購入の価値あり!です。
中表紙のラフな絵ももうちょっと完成度が高ければ良かったんですが・・
150pにはシリーズのファンなら誰もが驚くシーンあり。
やや「勧善懲悪」な展開でしたが神祖も手を焼いた最狂の貴族ならばしかたがないところでしょうか。
今回も「お約束」のシーンも感動的でした。(大方の読者の予想を裏切らない内容です)
一番気になったのは、ギルゼンの言葉「神祖とて、ただひとつの成功例は偶然の産物だった・・」
またひとつDを巡る謎が解かれた今回の「白魔山」。
次回作が楽しみです。
「ツっ込んだ感想 かなりネタばれ邪推あり、笑」をご覧になりたい方はこちら(笑)
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<感想2回目 ネタバレ 邪推入り ツッ込み&感想>
ココから先はかんりにんの非常に個人的な感想文なので気を悪くなされたらすみません。
まずツッコミから・・・(笑)。
上巻で明かされなかった謎のうち下巻でも判明しなかったものが幾つかあります。
★ヴェラが「神祖に依頼された仕事」とは?
「肉体と精神の変容」だったのか?
★上巻で「心臓が止まった」はずのルリエ・・その後何もないんですが(汗)
死んだまま?ギルゼンが倒された時点で生き返ったのか?
また下巻で発生した疑問と突っ込み
■ギルゼン母(カー)と神祖の関係・・・やはり親密な?(笑)
またも露呈した神祖様の女癖
それ以上に疑問なのは「(そんなこと)とっくの昔に知っている」かのような息子さんのリアクション(笑)
やはり「D1万歳以上?説」は有力?
■「何で○鑑定団」するD。
1回目ギルゼン戦のあと通された部屋での会話。
絵と彫刻についてDが解説している(笑)
「値段は付けられんな」イイ仕事してますか?先生!(笑)
下巻では流石に冗談は出なかったD
■強化クレイ(異星人の科学力で強化)ギルゼンの首をはねるがその首をつかんで笑うギルゼンはD以上の不死身っぷり。
■クレイの最期のシーンのイラスト・・左からちょっと覗いているのはDなんでしょうか?(汗)。
■今回も表紙絵よりp191のモノクロ絵のほうが良かったような・・(笑)
■血のサウナ
衝撃の150pで登場
後半は剣をデッキブラシに持ち替えて転職?!(←無いです、絶対)
■炉の近くでの決戦 Dが勝てたのはバジスの念力(?)のおかげ?
■宇宙に放逐されたギルゼン公 わずか6ページ後に帰還!(笑) お帰りが早すぎます!
苦労の末5千年後帰還した「邪王星団」のヴァルキュア公が聞いたら泣きそうです。(爆)
■宇宙から戻り異形と化したギルゼンとDの対決、ギルゼン同様テレポートらしい技を使うD、そしてDの眼から迸る血光が形勢逆転・・短編「セシルからの伝言」でも登場したDの技、どうやら神祖が与えた力らしい
■「ノレンに腕押し」クレイ談、「ベンケエの立ち往生」左手談、(「邪王星団」では昔海に沈んでしまったはずの)海の彼方の島国(ツルギ医師の故郷?)の言葉は今回も登場。
■中表紙>かな〜り・・ですね。
映画版DVD−BOXの衝撃イラストの次ぐらいに・・(爆)。
あと個人的にはもう少し「D」の美貌の表現を多くして〜とも思いましたが。滑稽なぐらい大げさな表現が好きなので(爆)。
余談ですが「〜をみながら」が「エイリアンvsプレデター」でしたがちょうど発売日後に「スペースヴァンパイア」(これも菊地先生の「みながら」で登場したことあり)がTVで狙ったように放送がありました
何にせよ自作も楽しみです!
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